曹源池庭園　そうげんちていえん（天龍寺庭園）

曹源池庭園は京都の洛西、嵐山エリアにある天龍寺の庭園です。史跡特別名勝、世界文化遺産に登録されています。嵐山を眺める回遊式庭園で、嵐山を借景としています。

庭園の前にある方丈という建物から眺めるもよし、歩いて回るのもよし。どの季節に訪れても美しい庭園です。

曹源池庭園（天龍寺庭園）への行き方

天龍寺庭園、曹源池庭園へのアクセスは選択肢が色々あります。JR嵯峨嵐山駅下車徒歩約13分、阪急電車嵐山駅下車約15分、京福電鉄嵐山線、通称嵐電（らんでん）嵐山駅下車すぐです。市バスや京都バスの利用も可能です。

庭園への出入り口は2ケ所あります。一つは天龍寺総門から前庭を通りその先の庫裡（くり）横にある庭園拝観から入る方法です。もう一つは嵐山の人気スポットの竹林の途中にある天龍寺北門から入る方法です。

天龍寺は庭園拝観とご本堂拝観の入り口が分かれていますので、庭園のみの拝観も可能です。ただご本堂、方丈から見る庭園も違った角度で楽しめますので「庭園＋ご本堂」の拝観をおすすめします。

曹源池庭園（天龍寺庭園）の入場料について

大人を例にあげると天龍寺曹源池庭園のみは500円。「天龍寺曹源池庭園＋天龍寺ご本堂」の場合は800円です。

天龍寺庫裡（くり）横の庭園拝観入り口から入る

天龍寺総門から向かう場合、前庭を通り庫裡（くり）前へ着くと「ご本堂拝観受付（右）」と「庭園拝観受付（左）」があります。

せっかく天龍寺へ行かれたならまずはご本殿の拝観をおすすめします。ご本殿から庭園を眺めることもできます。

ご本殿の拝観を済ませたら一度外へ出て、あらためて左側の庭園拝観受付から庭園へ入ります。

上の写真は大方丈前の白砂の庭です。大方丈の前を通りぐるっとまわると反対側（西側）に曹源池庭園（そうげんちていえん）が目の前に現れます。

小方丈、池を通り過ぎて多宝殿、百花苑まで進みます。

その後天龍寺庭園の北門へとたどりつきます。

天龍寺北門から出るか戻るかは次の行き先により決めましょう。北門を出ると竹林の小路に出ます。庭園からいったん出ると再入場はできません。

天龍寺北門から入る

天龍寺北門（庭園への入り口のみあり）は竹林の小路に面しています。天龍寺北門から入場する場合はまず庭園に入ることになります。「庭園・ご本堂共通券」は買えませんがあとで追加料金を払うことでご本堂への拝観も可能です。入場券又はいただいたパンフレットはあとで必要になるのでとっておきましょう。

天龍寺北門からは「庭園拝観券」を購入して入場しましょう。

※レンタサイクルを借りていて、北門にとめた方は注意が必要です。庭園は再入場ができませんので庭園の反対側の出口から出てしまうとレンタサイクルをとりに戻るためには大きくぐるりとまわるハメになります。

曹源池庭園（天龍寺庭園）についてご紹介

曹源池庭園は嵐山や亀山を借景にした池泉回遊式の庭園です。その景色が本当に見事です。

曹源池庭園は世界文化遺産史蹟特別名勝。夢窓疎石が手がけたお庭です。

池の中央正面に2枚の巨岩があり、龍門の滝とされています。

龍門の滝とは中国の登龍門の故事になぞらえたもので、鯉魚石を配するが、通常の鯉魚石が滝の下に置かれているのに対し、この石は滝の流れの横に置かれており、龍と化す途中の姿を現す珍しい姿をしている。曹源池の名称は国師が池の泥をあげたとき池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたことから名付けられた。
引用元：天龍寺公式ホームページ

池には色とりどりの立派な鯉がたくさんいました。鯉は海外から来られた観光客に人気のようで多くの方が熱心に写真撮影されていました。

観光シーズンは特に人であふれかえっています。人気のほどがうかがえます。

池から北門へ向かう途中に「愛の泉」があります。愛があふれるパワースポットです。

中に観音様がおられます。

北門近くには竹林もあります。

庭園内には精進料理がいただける「篩月（しげつ）」があります。天龍寺の直営店です。メニューによっては事前予約が必要になります。

春の曹源池庭園

天龍寺曹源池庭園は、春の桜を楽しめることでも知られています。ヤマザクラやシダレザクラ、ショメイヨシノなどの桜が見事だそうです。

秋の曹源池庭園

曹源池の景色の素晴らしさは言うまでもありませんが、またその西側（北門の方角）には「紅葉のトンネル」があり必見です

どの場所を見上げても色づいた紅葉が目に飛び込み、シャッターをきらずにはいられませんでした。

苔と紅葉のコントラストも絵になり光景です。

じっくりと時間をかけてまわりたい素晴らしい庭園です。もちろんご本堂の拝観もお忘れなく。方丈から見る庭園もそれはまた格別の趣があります。

曹源池庭園（そうげんちていえん）天龍寺庭園基本情報

曹源池庭園（そうげんちていえん）は天龍寺にあるお庭です。